マイクロソフトは11月15、16日の両日、東京有楽町の東京国際フォーラムにおいて、企業ユーザー向けのプライベートイベント「the Microsoft Conference 2006」を開催した。
「ready for a new day」のコピーを前面に掲げ、11月の第2週に相次いで開発完了が発表された「Windows Vista」「2007 Microsoft Office system」の両製品、およびExchange Server 2007のコンビネーションがビジネスユーザーにもたらすメリットと、パートナーに生まれる新たなビジネスチャンスとをアピールする内容となった。Windows Vistaと2007 Office systemは、企業向けには11月30日、一般向けには2007年1月30日に提供が開始される。
初日となる15日のスペシャルキーノートセッションには、米MicrosoftでWindows&Windows Liveエンジニアリング担当シニアバイスプレジデントを務めるSteven Sinofsky氏が登壇。Windows Vistaと2007 Office system、Exchange Server 2007で実現される新たなワーキングスタイルについて、「コミュニケーション&コラボレーション」「ビジネスインテリジェンス&検索」「エンタープライズコンテンツ管理」「セキュリティ」の4つのテーマにフォーカスする形で、デモを交えつつ紹介した。
同日、マイクロソフトでは300社以上のパートナーがWindows Vista、2007 Microsoft Office system、Exchange Server 2007対応のソリューションを提供開始するとの発表を行っている。イベントに併設されたソリューションショーケースでは、うち50社のパートナーが展示やデモを行ったほか、スペシャルキーノートでは、大塚商会、日本ユニシス、富士ゼロックスの各代表者がビデオメッセージを寄せ、これらの新製品群に対するコミットを表明した。
このイベントを皮切りに、2007年にかけては一般向けにもWindows Vistaおよび新Officeのプロモーションが加速していく。なお、the Microsoft Conference 2006は、名古屋、大阪をはじめ、全国11都市で順次開催が予定されている。