Microsoftは、「Windows Live OneCare」のアップデートを米国時間1月30日に出荷する予定で、ウイルス対策機能とPCメンテナンス機能を備える同ツールは、海外に初進出することになる。
新版であるOneCareのバージョン1.5は、待望のOSアップデートである「Windows Vista」の消費者向け発売に合わせてリリースされる予定である。Microsoftは23日に声明の中で、予測通りOneCareの新版がVistaにも対応することを明らかにした。
OneCareは、2006年5月にリリースされたMicrosoftで初めての消費者向けセキュリティ製品。ウイルス対策、スパイウェア対策、およびファイアウォールソフトウェアと、バックアップ機能や複数のチューンアップツールをWindows PC用に組み合わせている。Microsoftは、Symantec、McAfee、およびTrend Microなどのセキュリティベンダー各社と激しい競争を繰り広げている。
Microsoftによると、OneCareのアップデート版にはウイルスに加えてスパイウェアも検知する単体のスキャンエンジンが搭載されており、同ツールの効率と保護機能を強化しているという。同社は声明の中で、ほかにもPCのセキュリティ確保や保守を容易にする新機能があることを明かしている。
さらにMicrosoftによると、今度のOneCareは米国外にも初めて投入されるという。オーストラリア、日本、メキシコ、シンガポールなどの各国で発売される予定。
OneCareは、年間49.95ドルで最大3台のPCで利用できる。Microsoftは、米国以外でも利用料は同額になるとしている。だが、小売業者が大幅な値引きを行うケースも多い。米国では、Amazon.comが19.99ドルまで値下げしてOneCareを販売している。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ