凸版印刷は2月21日、無線ICタグ(RFID)ベースの展示会向け「商談支援システム」を発表した。開発は、ワイズ・ラブと共同で行った。
同システムは、HF帯(13.56MHz)RFIDを用い、商談に訪れた顧客と商品との情報を管理するもの。具体的には、展示品に取り付ける値札型RFIDと、顧客の名刺を入れる名刺ホルダー型RFIDを用意しておき、商品と顧客の情報を関連付けてデータベースに保存する。
商品のRFIDを読み取ると簡単に情報を蓄積できるため、話題にした商品の一覧を印刷して顧客に持ち帰ってもらう、といったサービスが考えられる。インターネット接続可能な環境であれば、商談の場で在庫確認やサンプル出荷指示などが行える。
凸版印刷によると、同システムの導入で、効果的な引き合い情報収集、迅速な顧客対応、営業機会創出といったメリットが得られるという。