マイクロソフト、月例パッチ事前告知の内容変更を延期

藤本京子(編集部)

2007-04-06 13:12

 マイクロソフトは4月6日、同社がこれまで事前に告知していた月例セキュリティ情報の内容を今月より変更すると4日に発表していたが、内容の変更実施は延期すると発表した。

 同社はこれまで、毎月第2水曜日に提供開始する月例セキュリティ情報として、公開予定のセキュリティ更新プログラム数や影響を受ける製品ファミリー、最大深刻度、更新プログラム関連展開ツールの情報を事前に公開していた。4日の発表では、これらの情報をより詳細化し、各セキュリティ情報の深刻度や、製品バージョンごとの深刻度、脆弱性の種類と影響までを公開するとしていた。

 こうした詳細情報の提供は延期され、今月はこれまで通りの告知内容となる。

 マイクロソフトは、詳細情報提供の延期について、「世界各国のお客様や専門家の皆様からの声をもとに、提供する内容の変更時期を再検討した結果、しばらく延期することとした。この間、より多くのお客様や専門家の方々の理解を促進することが、よりよい告知活動につながる」としている。

 具体的な実施時期は、現時点では未定だ。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    「デジタル・フォレンジック」から始まるセキュリティ災禍論--活用したいIT業界の防災マニュアル

  2. 運用管理

    「無線LANがつながらない」という問い合わせにAIで対応、トラブル解決の切り札とは

  3. 運用管理

    Oracle DatabaseのAzure移行時におけるポイント、移行前に確認しておきたい障害対策

  4. 運用管理

    Google Chrome ブラウザ がセキュリティを強化、ゼロトラスト移行で高まるブラウザの重要性

  5. ビジネスアプリケーション

    技術進化でさらに発展するデータサイエンス/アナリティクス、最新の6大トレンドを解説

ZDNET Japan クイックポール

自社にとって最大のセキュリティ脅威は何ですか

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]