マイクロソフトは4月4日、「セキュリティ情報の事前告知」で提供する情報の内容を変更すると発表した。同社では、「より的確なセキュリティ更新プログラム適用のために、詳細情報の提供を開始する」としている。
これまで、マイクロソフトは、毎月第2水曜日に提供開始する月例セキュリティ情報に関係し、公開予定のセキュリティ更新プログラム数、影響を受ける製品ファミリー、最大深刻度、更新プログラム関連展開ツールの情報を事前に公開していた。4月からは、より詳細な情報提供を行うという。具体的には、以下の情報を提供する。
- 最大深刻度:各セキュリティ情報の深刻度
- 製品ごとの深刻度:製品バージョンごとの深刻度
- 脆弱性の影響:脆弱性の種類と影響
- 更新展開のための補足情報」:各セキュリティ情報の展開および適用後の検証に関する特記事項
- 影響を受けるソフトウェア:セキュリティ情報の「影響を受けるソフトウェア」と同等の情報
同社では、セキュリティ更新プログラムの的確なテストおよび適用について、ユーザーから、より効果的に計画を実行するために、事前通知におけるさらなる詳細情報が必要であるとの要望を得ていた。今回の変更は、こうしたユーザーの要望に応えるものとしている。