SAP AG(本社:ドイツ)とMicrosoftは米国時間5月15日、「SAP Business Suite」とMicrosoftの「SQL Server 2005」の連携強化を目指し、ドイツに共同で研究所を開設する計画を発表した。
研究所の設立により、SAPとMicrosoftはさらに関係を強化することになる。両社は先月、Microsoftの「Office」とSAPのBusiness Suiteの連携強化を目的とする「Duet」の提携を拡大する計画を発表した。
両社はこのたびの提携の下、MicrosoftのSQL Server 2005におけるSAPアプリケーションの運用を容易なものにすることを目指す。
両社はSQL ServerとSAPビジネスアプリケーションに関するコラボレーションを15年前から進めているが、ここ数年はその取り組みが大きく拡大している。MicrosoftもSAPも、それぞれデータベース、アプリケーションの分野でOracleをライバル視している。
両社は2003年には合併を検討したことさえある。
新しい研究所は、SAPの開発拠点であるドイツのウォルドルフに置かれると、SAPの広報担当は述べている。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ