Haskellのコンパイラ「GHC 6.8.1」リリース

原井彰弘

2007-11-07 17:32

 GHCチームは、関数型プログラミング言語Haskellのコンパイラ「GHC」の新バージョン「GHC 6.8.1」をリリースした

 GHCは、遅延評価型の関数型プログラミング言語「Haskell」のコンパイラ。Haskellコンパイラの事実上の標準となっており、Haskellのコードを実行ファイルに変換するコンパイラのほか、インタプリタやプロファイラが含まれている。また、Haskell言語仕様に関する多数の拡張をサポートしている。

 今回のリリースはメジャーリリース。ポインタタギングという手法を用いて実行コードの生成を行うことにより、ほとんどのコードで以前より10~15%程度高速化された実行ファイルを生成できるようになったという。GHC自体もHaskellで書かれているため、これはコンパイルの高速化も意味する。また、インタプリタにインタラクティブデバッガが搭載され、関数の定義にブレークポイントを張ったり、ステップ実行を行ったりすることが可能になった。そのほかにも、多数の機能の追加が行われている。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. 運用管理

    データベース管理の課題を一挙に解決!効率化と柔軟性を両立する新しいアプローチとは

  2. セキュリティ

    セキュリティに対する意識や対策状況の違いが浮き彫り--日米豪における情報セキュリティの実態を調査

  3. セキュリティ

    マンガで解説!情シスが悩む「Microsoft 365/Copilot」の有効活用に役立つ支援策

  4. セキュリティ

    セキュアな業務環境を実現する新標準「Chrome Enterprise Premium」活用ガイド

  5. ビジネスアプリケーション

    AIエージェントの課題に対応、生成AIの活用を推進するための5つのデータガバナンス戦略

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]