#5:データ移行戦略を策定しておく
あるOSから他のOSに移行するにあたっては、XPシステムをスキャンして、すべてのユーザーデータと設定を抽出し、Windows 7に転送するような移行プログラムを使用するのも良いかもしれない。幸いなことに、Windows 7にはこういったことを可能にする「Windows転送ツール」が用意されている。とは言うものの、こういった移行ツールを使用する前には、ユーザーデータのバックアップを別途取得しておくことをお勧めする(上記4番を参照)。
Windows 7には2種類のWindows転送ツールが付属してくる。1つはOS内に組み込まれているものであり、もう1つはすぐに使えるかたちでDVDに収録されているものである。このため、Windows 7をインストールする前にDVDからWindows転送ツールを実行し、ユーザーファイル/設定をすべてバックアップすることができる。その後、Windows 7のインストールが完了した後、同ツールを用いてすべてのファイル/設定を新しいOS上に移行する。Windows転送ツールの詳細については、Microsoft TechNetに掲載されている「Step-by-Step: Windows 7 Upgrade and Migration」(ステップガイド:Windows 7へのアップグレードと移行)を読んでいただきたい。
(後編につづく)
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。原文へ