デル、PowerEdge第13世代をベースとした「NDシリーズ」を発表

NO BUDGET

2015-08-04 18:28

 デルは8月4日、ネクセンタ・システムズ・ジャパンのSoftware-Defined Storage(SDS)製品「NexentaStor」を搭載するアプライアンスソリューション向けサーバを、最新のDell PowerEdge第13世代サーバ「R730」へと刷新し、新モデル名「Dell-Nexentaストレージアプライアンス NDシリーズ」として発売した。


NDシリーズの主な仕様と価格(容量は搭載物理容量。実売価格には、デルが提供する3年プロサポート費および、NexentaStorライセンス/サポート費用を含む)

 NDシリーズは、2014年8月よりディストリビュータであるアセンテックとのパートナーシップのもとで国内販売してきた「Dell-Nexentaストレージ・アプライアンス」をベースとした、柔軟性と可用性、管理性に優れたユニファイドストレージ。同シリーズの国内販売も、引き続きアセンテックおよびネクセンタとのパートナーシップを通じて行われる。

 高度なパフォーマンスとコスト優位性を追求し、SANおよびNASプロトコルのサポート、無制限のスナップショットとクローニング、ブロック/ファイルのレプリケーション、インライン重複除外、包括的な管理機能など、ストレージの柔軟性、可用性、管理性を実現するさまざまな機能を備えている。44Tバイトから960Tバイトまで幅広いラインナップを提供し、スナップショット、レプリケーションなどのソフトウェアも追加コストなしで利用できる。

 NDシリーズの特徴は以下の通り。

容易な拡張性

 ユーザーのニーズに合わせ、容易にストレージインフラを拡張することが可能。高い柔軟性により、追加のソフトウェアライセンスコストを負担することなく、最新のハードウェアへのアップグレードが可能であり、拡張を続けるワークロードにも対応する。さらに、パフォーマンス要件に合わせてハードウェアを選択でき、44T~960Tバイトの物理ストレージ容量を持つさまざまなラインナップをそろえる。

高パフォーマンス

 高度な構成とサイジングにより、パフォーマンスと容量が最適化されており、仮想環境など高いパフォーマンスの要求される環境においても、最適なソリューションを選択することが可能。また、その柔軟性によって様々なワークロードに対する要件の変化に素早く対応し、適切なパフォーマンスへ容易に拡張することができる。

優れた管理性とデータ保護

 高度な管理機能とデータ保護、および効率化機能を実装。インライン型の重複除外と圧縮機能により、重複データを排除し、データ容量の最適化と使用効率の大幅な改善を実現。さらに、無制限のスナップショットにより、リカバリ時間と目標リカバリポイントを向上させることができる。

 また、8月下旬より、東京都港区にあるデル東日本支社のソリューションセンター内に、NDシリーズのデモンストレーション、検証・接続性などのテスト環境を取りそろえた「Dell-Nexenta ND検証センター」を開設する。


「Dell-Nexenta ND検証センター」(2015年8月下旬開設)

 設置環境は以下の通り。

Dell PowerEdge R730+NexentaStor 4.0

  • CPU:E5-2609v3(1.9GHz、6-core、2-socket)
  • Memory:96GB(12×8GB)

Dell Storage MD1400

  • 2×ZeusRAM
  • 200GB MLC SSD
  • 2TB ML SAS 7.2Krpm

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