日本IBMは12月1日、TOTOとのアウトソーシング契約を締結したと発表した。契約期間は、2009年10月から2015年3月までの5年6カ月。契約金額は非公開。
今回の契約で業務委託の対象となるのは、アプリケーションの開発と保守、ホストコンピュータやサーバの運用と保守、ネットワークの運用など、TOTOの情報システム全般にわたる。経営に貢献する情報システムの企画立案は、引き続きTOTOの情報システム部門が担当する。
TOTOは、創立100周年を迎える2017年に目指す姿とその実現に向けた経営戦略「TOTO Vプラン2017」を7月に策定。その中で、生産革新や基盤強化などTOTOグループ全体を横断的に支援する機能を強化するとしており、今回のアウトソーシング契約はこの経営戦略の一環となる。
日本IBMは、情報システムの運用と保守にあたり、電気系統などの二重化や免震構造を持つIBMの大阪南港データセンターを活用する。ホストコンピュータとしては、IT資源の共有化や集約化を図りながら、TOTOに最適なIT資源を提供する「シェアード・ホスティング・サービス」を利用していく予定だ。