ソフトバンクBBは12月28日、クラウドコンピューティングサービス「ホワイトクラウドHaaS」を活用したサービスとして提供するeラーニングシステム「A'OMAI(アオマイ)」の申し込み受付を開始した。2010年2月より企業や教育機関向けに提供を開始する。
同サービスは、法人向けのeラーニングサービスとして、既にソフトバンクモバイルやソフトバンクテレコムをはじめとするソフトバンクグループのグループ企業および関連の販売会社計25社での導入実績がある。コンプライアンスや情報セキュリティといった社員教育をはじめ、携帯電話や固定回線といった販売活動の教育で約8万人が利用しているという。
サービス利用料は月額300円(税別)からとなっており、同種の標準的なサービスと比較して低価格でeラーニングの基本プラットフォームを利用できるほか、eラーニングプラットフォームの世界標準規格である「SCORM2004」「SCORM1.2」に準拠しており、導入企業が既に利用しているeラーニングコンテンツを容易に移行して利用できるとしている。また、同プラットフォームはiPhoneでの受講に対応しており、PCで受講中のコンテンツの続きをiPhoneのモバイル環境で継続し、学習履歴の同期を行うことも可能という。
ソフトバンクBBでは「A'OMAI」について、提供開始から3年間で約100万ユーザー、50億円の売り上げを見込んでいる。