Intelは米国時間3月15日、「Windows 7」の速度を高め、アプリケーションの読み込み時間を短くするソリッドステートドライブ(SSD)の出荷を開始した。
Intelによれば、この「Intel X25-V Value SATA SSD」は、ネットブックのほか、「デュアルドライブ構成、つまりブートドライブ構成のデスクトップPC」を対象とした製品だという。一般にSSDは、ハードディスクドライブ(HDD)と比べてパフォーマンスが高く、場合によってはその差が非常に大きくなることもある。ただし、GバイトあたりコストはSSDの方が高いため、SSDの用途は、ハイエンドのノートPC、ゲーム用PC、サーバなどパフォーマンスが必要な領域に限られているのが現状だ。
Intel X25-Vの容量は40Gバイトで、SSDとしては比較的小さめだが、パフォーマンスは7200rpmのHDDと比べて4倍高速だとIntelは主張している。価格は125ドルで、SSDとしては安価な部類だが、Gバイトあたりのコストはおよそ3ドルとなり、競合他社の製品より高いとはいえないものの、同程度だろう。
Intelによれば、HDDを搭載したデスクトップPCにSSDを追加してデュアルドライブ構成とし、SSDを「ブートドライブ」に設定することで、SSDをアドオンとして利用できるという。「デュアルドライブ構成で(中略)、OSやよく利用するアプリケーションをSSDに搭載すれば、SSDの高速なパフォーマンスを生かすことができる」と、Intelは声明の中で述べている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。原文へ