インテル、40GバイトSSD「X25-V」を発表

文:Brooke Crothers(Special to CNET News) 翻訳校正:佐藤卓、小林理子

2010-03-16 13:33

 Intelは米国時間3月15日、「Windows 7」の速度を高め、アプリケーションの読み込み時間を短くするソリッドステートドライブ(SSD)の出荷を開始した。

 Intelによれば、この「Intel X25-V Value SATA SSD」は、ネットブックのほか、「デュアルドライブ構成、つまりブートドライブ構成のデスクトップPC」を対象とした製品だという。一般にSSDは、ハードディスクドライブ(HDD)と比べてパフォーマンスが高く、場合によってはその差が非常に大きくなることもある。ただし、GバイトあたりコストはSSDの方が高いため、SSDの用途は、ハイエンドのノートPC、ゲーム用PC、サーバなどパフォーマンスが必要な領域に限られているのが現状だ。

 Intel X25-Vの容量は40Gバイトで、SSDとしては比較的小さめだが、パフォーマンスは7200rpmのHDDと比べて4倍高速だとIntelは主張している。価格は125ドルで、SSDとしては安価な部類だが、Gバイトあたりのコストはおよそ3ドルとなり、競合他社の製品より高いとはいえないものの、同程度だろう。

 Intelによれば、HDDを搭載したデスクトップPCにSSDを追加してデュアルドライブ構成とし、SSDを「ブートドライブ」に設定することで、SSDをアドオンとして利用できるという。「デュアルドライブ構成で(中略)、OSやよく利用するアプリケーションをSSDに搭載すれば、SSDの高速なパフォーマンスを生かすことができる」と、Intelは声明の中で述べている。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。原文へ

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]