編集部からのお知らせ
「ZDNet Japan Summit」参加登録受付中! 
新着記事集:「負荷分散」

マイクロソフト、VirnetXとのVPN特許侵害訴訟で和解--2億ドル支払いへ

文:Lance Whitney(Special to CNET News) 翻訳校正:編集部

2010-05-18 11:18

 Microsoftは「Windows」におけるVPNテクノロジの使用を巡る特許侵害訴訟で、VirnetX Holdingに2億ドルを支払うことで和解した。両社が米国時間5月17日に発表した。

 和解条件の1つとして、Microsoftは同社製品でVirnetXのテクノロジを使用するためのライセンスも取得する。

 VirnetXは2007年、Microsoftが「Windows XP」および「Windows Vista」で、VirnetXのVPN関連の特許2件を侵害したとして、Microsoftを訴えた。米国連邦地方裁判所は2010年3月、争点となっているVPN特許をMicrosoftが故意に侵害したと認定し、同社にVirnetXへの1億575万ドルの損害賠償金支払いを命じる、VirnetXに有利な判決を下した。

 評決が下された数日後、VirnetXは特許侵害が認められたこれらのテクノロジが「Windows 7」および「Windows Server 2008 R2」でも使用されているとして、Microsoftを相手に別の訴訟を提起した。

 VirnetXは、Microsoftが米国特許番号6502135および7188180を侵害したと主張している。いずれの特許も、VPNや同様のテクノロジを通して、IPベースの通信のセキュリティを確保する方法が対象となっている。

 今回の和解条件の1つとして、これらの訴訟は取り下げられることになった。Reutersによると、2億ドルという最終的な損害賠償額は、Microsoftが最初に支払いを命じられた1億575万ドルの約2倍の金額だが、両社が和解に達していなかった場合、損害賠償額は3倍に増えていた可能性もあったという。

 それ以外の和解条件は明らかにされなかった。両社は和解を共同で発表したが、VirnetXはこの機会を利用して、新しい「Secure Domain Name Initiative」に言及した。

 その一方で、Microsoftは簡潔に考えを述べた。「われわれは今回の和解を通して、VirnetXと協力し、これらの問題を成功裏に解決できたことを嬉しく思う」とMicrosoftの法務顧問代理であるTom Burt氏は声明の中で述べた。「われわれは、VirnetXがテクノロジの開発を通して、今後も進化し続けるのを楽しみにしている」(Burt氏)

 VirnetXはインターネット上での通信を支援するソフトウェアを開発しているが、これまで財政面では苦労してきた。VirnetXが5月7日に規制当局へ提出した書類によると、同社は会社創設時から3月31日までに4059万ドルの損失を計上しており、計25万5685ドルのロイヤリティ収入を得ている、とReutersは報じた。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。 原文へ

ZDNet Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

特集

CIO

モバイル

セキュリティ

スペシャル

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. クラウドコンピューティング

    Google Cloudセキュリティ基盤ガイド、設計から運用までのポイントを網羅

  2. セキュリティ

    仮想化・自動化を活用して次世代データセンターを構築したJR東日本情報システム

  3. ビジネスアプリケーション

    スモールスタート思考で業務を改善! 「社内DX」推進のためのキホンを知る

  4. セキュリティ

    Emotetへの感染を導く攻撃メールが多数報告!侵入を前提に対応するEDRの導入が有力な解決策に

  5. セキュリティ

    偽装ウイルスを見抜けず水際対策の重要性を痛感!竹中工務店が実施した2万台のPCを守る方法とは

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNet Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]