企業が1つのプラットフォームだけを使うのは難しくなってきており、Windows、Linux、Macとさまざまなものを利用しなければならなくなっている。その結果、それらのプラットフォームで共通して使えるアプリケーションが必要となる。この記事では、私が気に入っているクロスプラットフォームアプリケーションを10紹介することにする。読者のリストと比べてみて欲しい。
1.Firefox
Firefoxがもっとも有名なクロスプラットフォームの1つであることは言うまでもない。ウェブの世界に君臨するInternet Explorerの地位にここまで迫ったブラウザは、Firefoxだけだ。現在では非常に多くのアプリケーションとサービスがオンライン上で扱われており、よいクロスプラットフォームブラウザが必要不可欠になってきている。幸いなことに、Firefoxのようなクロスプラットフォームブラウザが一般的になってきたことで、1つのブラウザでしか使えないような企業サイトやサービスはなくなってきた。
2.OpenOffice
OpenOfficeのようなアプリケーションがあることで、ビジネス環境(あるいはビジネス的環境や教育的環境)でMicrosoft Officeを買うことができない人でも活動できる。OpenOfficeはオープンソースコミュニティの代表的ソフトウェアの1つであり、利用可能なクロスプラットフォームアプリケーションの中でも、もっとも重要なものの1つだ。
3.TeamViewer
サポート業務をしている人であれば、顧客のマシンをリモートから操作できるようにしてくれる、よいアプリケーションが重要であることは知っているはずだ。この種のものは数多く出回っている。その一部は、ブラウザの中で使えるという意味でクロスプラットフォームだ。しかし、本当にクロスプラットフォームのアプリケーションはほとんどない。TeamViewerはその種の中で最高のものの1つだ。Windows、Linux、Mac、iPhoneで使えるクライアントが用意されているため、サポートできない顧客はほとんどないだろう。
4.Adobe Reader
PDFリーダーは豊富に出回っている。そしてどのプラットフォームにも、専用のPDFリーダーがある。しかし、Adobe Readerの品質と使いやすさを提供してくれる専用のビューワーは存在しない。Adobe Readerは標準的なPDFリーダーであり、ほぼすべてのプラットフォームで提供されているため、競争の勝者であることは明らかだ。
5.Chrome
過去にこれほど話題になったウェブブラウザはない。Google Chromeは魅力があるだけでなく、競争を促すものでもあった。Google Chromeは高速で(テストの結果、Linux版はどのプラットフォームのどのウェブブラウザよりも高速だった)、安定しており、拡張性があり、他のブラウザ(IEを除く)と同じようにクロスプラットフォームだ。