独立行政法人 情報処理推進機構セキュリティセンター(IPA/ISEC)と一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は6月14日、フェンリルが提供している「ActiveGeckoBrowser」に複数の脆弱性が存在すると「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。
ActiveGeckoBrowserは、同社のウェブブラウザ「Sleipnir」にレンダリングエンジン「Gecko」を追加するプラグイン。ActiveGeckoBrowserには、Geckoエンジンに起因する複数の脆弱性が存在する。
この脆弱性が悪用されると、リモートの攻撃者に任意のコードやスクリプトを実行されたり、サービス拒否(DoS)攻撃を受ける可能性がある。6月14日時点で、この脆弱性を解消するアップデートは提供されておらず、JVNではアップデートの提供までActiveGeckoBrowserを使用しないよう呼びかけている。