日本セーフネットは10月12日、インターネットコンテンツの保護と監視に特化したアプライアンスの最新版「eSafe SmartSuite II (v.8.5)」(eSafe 8.5)の提供を開始した。
eSafe 8.5は、コンテンツ管理システムおよびフィルタリング(CMF)とデータ漏えい対策(DLP)を兼ね備えたソリューション。コンピュータウイルスやトロイの木馬、フィッシング、スパムメールなど、ネットワーク外部からのセキュリティの脅威からユーザーを保護すると同時に、企業内の機密データが外部に漏れることを防ぐ。
eSafeは、バージョン8.0よりDLP機能を搭載しているが、8.5で大幅に機能を強化した。従来の多くのDLPソリューションは、日常業務で外部に書類を送信する必要があるにもかかわらず、それらの書類を機密データと判断し、誤ってブロックをしてしまうケースが多かったが、eSafeでは個人情報データやクレジットカードなど、確実に機密情報である情報やアクセス制限のある情報に限りブロックするといった設定もできる。
eSafe 8.5のURLフィルタデータベースは1億5000万件で、不適切なサイトや非生産的なサイトへのアクセスを監視し、制御する。また、Skype、Winny、Bit TorrentなどのPtoPクライアントやインスタントメッセンジャーなど、500種類以上のアプリケーションを検知するほか、Facebook、Google Desktop Searchなどのウェブアプリケーション、Dropboxなどのクラウドストレージ、Twitterのログイン制御など、必要に応じた細かい統制が可能だ。