現在もデータセンターの障害が続いているファーストサーバは、グループウェア大手のサイボウズの販売代理店でもある。顧客からの反応などをサイボウズに聞いた。
ファーストサーバは、ASP形式でグループウェアを提供する「Office 9 for ASP」を自社のデータセンターから提供しており、ユーザーのデータもすべてファーストサーバの環境にある。このような販売形態のため、サイボウズでも影響を受けた企業数やユーザー数を把握できていないのが現状だ。
ホスティング環境を利用する顧客のうち、新規にサイボウズ製品を構築する際にライセンスキーが不明になった場合は、無償でライセンスキーを再発行している。
サイボウズがファーストサーバの障害を認識したのは6月20日水曜日の深夜。既に多くの顧客から「システムにアクセスできない」、「復旧の仕方を教えてほしい」といった問い合わせが届いており、これについては、ファーストサーバのサポートを案内しているという。
同社は「自社の顧客が大変困っている状況なので早い復旧を望んでいる」とコメントする一方、「アプリケーション周りの復旧についてはサイボウズとして全力で取り組む」とした。
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