米国家安全保障局(NSA)とシリコンバレーに拠点を置く企業の少なくとも数社は、主張しているよりも緊密なつながりを持っているようだ。
「業界関係者」(元関係者も含む)らの話としてThe New York Times(NYT)が米国時間6月20日に報じたところによると、企業名は不明だが、シリコンバレーに拠点を置く企業数社では秘密の従業員チームを結成し、顧客データをNSAからアクセスしやすくする任に当たらせているという。企業側はどのような形でデータをNSAに引き渡すかを管理するためにチームを組んだとされているが、NSAの側からも職員が簡単にデータにアクセスできるようにせよという圧力がかかっているという。
NYTは過去にこのようなチームを組んだ企業を1社特定することができている。それはSkypeだ。現在Microsoft傘下にあるSkypeは、NSAおよびその他の法執行機関に「Skype通話を簡単に引き渡すための法的および技術的問題」に取り組む小規模な従業員チームを組んだと同紙の情報筋は述べている。Project Chessと呼ばれたこの取り組みは、MicrosoftがSkypeを買収するずっと以前の2008年に始まったという。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。