Amazon Web Services、「EBS」と「S3」を大幅値下げへ

Rachel King (ZDNET.com) 翻訳校正: 湯本牧子 高森郁哉 (ガリレオ)

2014-01-22 11:31

 小売からクラウドまで、Amazon.comは定期的に高額商品の大幅な値下げを行うことで定評がある。

 だが、特に今回のプロモーションは「Amazon Web Services」(AWS)による2006年のサービス開始以降40回目の値下げであり、インターネット大手のAmazonにとって重要な節目となる。

 シアトルに本拠を置くAmazonは米国時間1月21日午前、多くのAWSアップデートを発表した。その目玉は先述の値下げで、具体的には「Amazon Elastic Block Store」(Amazon EBS)および「Amazon Simple Storage Service」(Amazon S3)の値下げだ。

 Amazonは、Amazon S3ストレージの料金をすべてのリージョンで最大22%値下げする予定だ。これに合わせて、低冗長化ストレージ「Reduced Redundancy Storage」(RRS)の料金も引き下げられる。

 今回のプロモーションでは、Amazon EBSでさらに大幅な値下げが実施され、一部のリージョンでは値下げの割合は50%にもなる。これも今後の料金はリージョンによって異なるが、Amazon EBSスタンダードボリュームストレージとI/Oリクエストはすべてのリージョンで何らかの値引きが行われる予定だ。

 これらソリューションの新料金は2月1日に有効となり、自動で適用される予定だ。

 Amazonはまた、第2世代の汎用「Amazon Elastic Compute Cloud」(Amazon EC2)インスタンスタイプであるM3インスタンスに関するニュースも発表した。M3インスタンスでは今後、ミディアムとラージという2つの新しいインスタンスサイズを追加して提供する。

 M3インスタンスにはSSDベースのインスタンスストレージが追加されるほか、「Instance Store-Backed AMI」の利用もサポートされる。


この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. ビジネスアプリケーション

    ITR調査結果から導くDX浸透・定着化-“9割の国内企業がDX推進中も成果が出ているのはごく一部”

  2. セキュリティ

    セキュアな業務環境を実現する新標準「Chrome Enterprise Premium」活用ガイド

  3. セキュリティ

    攻撃者は侵入ではなく“ログイン”する、エンドポイントとアイデンティティセキュリティを連携すべき理由

  4. モバイル

    目前の「Windows 10」サポート終了、「Windows 11」への移行負担を解消する最適解とは

  5. セキュリティ

    こんなにあった!従来型SIEMが抱える課題──次世代SIEMに必須の“8つの要件”とは?

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]