大元隆志のワークシフト論

ストーリーで需要を喚起せよ--変化する企業のかたち(前編)

大元隆志(ITビジネスアナリスト) 2014年02月22日 07時30分

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 前回までは「個人」としてこれからどんな働き方ができるのかを中心に考えてきた。今回から本連載では「これからの企業の新しいかたち」を考えていきたい。

 すでに説明の必要はないと思うが、世の中は変化しつつあり、変化のスピードは速まっている。企業にとっては収益構造を維持できる期間が短くなり、新規事業を絶えず開拓し、短期間で収益の柱に育てていくことが必要とされる。

 そのためには、企画から製造、サポートまでを自社だけで対応するやりかたでは社会の変化に対応する速度が足りず、変化に取り残されるリスクが高まっていく。考えてみてほしい。あなたの会社が1カ月かけて新規事業を考えている間に、海の向こうのライバル達が一斉にあなたの企業の市場シェアを奪うアイデアを考えている。その数は1つかもしれないし、100かもしれない――いや万単位のスタートアップが有望な市場を狙っているかもしれない。その既存事業のシェアが大きいほど、そこを狙うライバルの数は多くなる。これが、インターネットによりつながったグローバル市場での競争の現実だ。

 そんな無数のライバル達と戦い抜くために、これからの企業は協業パートナーとのエコシステム作りや、ユーザーとのコミュニティを上手に企業活動に取り組む機能が求められるようになっていく。


これからの企業の新しい形:自社だけで対応してきた機能を、社外のパートナー、コミュニティと共創する

 このような「これからの企業の新しいかたち」を実現するために、新たな職位や組織機能を設ける企業が現れだしている。データベース分野で世界をリードする米Oracleもその1つだ。

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