Microsoftの開発パートナーで戦友でもあるXamarinは、Clarius Consultingの「Visual Studio」部門を買収した。これによりXamarinは、Microsoftの開発スイートとの結びつきを一段と深めることになる。
残念ながら、MicrosoftがXamarinの買収に関心を持っているという、以前のうわさについては、新たに伝えるべきことはない。依然として、この件についてのコメントや、新たなニュースはない状況だ。
ただし、Clariusには、Visual Studioの拡張機能の開発についての専門知識と歴史があることを考えれば、MicrosoftとXamarinの強まりつつあるパートナーシップは、Clariusとの取引後にさらに強化されることになりそうだ。
XamarinとClariusの担当者は、この買収の金銭面の条件を明らかにしていない。Clariusから約10名の従業員がXamarinに移ることになっている。
Xamarinの担当者は米国時間5月28日に、「Xamarin 3」のリリースも発表した。これは、MicrosoftのC#を使用した、「iOS」および「Android」向けアプリの開発を目的とするXamarinの主要開発プラットフォームの3世代目だ。
Xamarin 3では、Appleの「Xcode」における「Interface Builder」に代わるものとして、統合された「Xamarin Designer for iOS」が追加されている。さらに、新しいプログラミングインターフェース「Xamarin.Forms」が搭載されているほか、「Universal Windows」アプリや「Windows Phone」アプリの開発、および「Xamarin Studio」またはVisual StudioでのiOS、Android、「Windows」間のコード共有のための、共有プロジェクトのサポートが追加されている。また、「Portable Class Libraries」および「NuGet」パッケージのビルトインサポート、F#のサポートなども追加されている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。