Microsoftは2012年にクラウドストレージベンダーのStorSimpleを買収した。2013年にMicrosoftは、StorSimpleが同社の10億ドル規模のビジネスの1つになる日は近いと考えていた。
こうした強気な見込みがありながら、MicrosoftがStorSimpleで何をしてきたのかに関するニュースはほとんどなかった。ただしそれは、米国時間7月9日までの話だ。
StorSimpleは、頻繁に使うデータはオンプレミス(ローカル)で保存し、古いデータや使用頻度の低いデータはクラウドに保存できる、クラウド統合ストレージ(CiS)製品だ。
Microsoftが発表したのは、「StorSimple 8100」「StorSimple 8600」という2種類の新しい「StorSimple 8000」シリーズのアレイだ。これらのアレイには「Microsoft Azure StorSimple 8000」というブランド名が付けられ、「Azure StorSimple Manager」と「Azure StorSimple Virtual Appliance」という2つの新しいAzureサービスと統合される。
Microsoftは新しいAzure StorSimpleアレイシリーズを8月1日に発売する計画だ。同社は「StorSimple 5000」「StorSimple 7000」シリーズを引き続き販売するが、これらの製品は新しいAzure StorSimple ManagerやAzure StorSimple Virtual Applianceサービスをサポートしない。
Azure StorSimple Managerサービスは、Azure StorSimple 8000シリーズアレイとStorSimple Virtual Applianceを一元管理するように作られている。Azure StorSimple Virtual Applianceサービスがあれば、ユーザーはMicrosoft Azure上で、オンプレミスのエンタープライズデータにアクセスできる。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。