Microsoftは米国時間8月18日、Windows Insiderプログラムで「Fast」(高速)リングに設定しているユーザー向けに、最新の「Windows 10」プレビュービルドを配信した。
最新のプレビュービルドはPCとタブレット向けで、ビルド番号は10525となる。7月15日にInsiders向けに公開したRTM版のビルド番号は10240だった。
ビルド10525は、Windows 10のSaaS(ソフトウェア・アズ・ア・サービス)戦略に沿った最新のプレビューとなる。Windows 10向けの次のマイルストーンは、新機能とバグ修正を集めたもので「Threshold 2」として知られる。Threshold 2は10月にリリースされると予想されている。
ビルド10525でMicrosoftは、「Memory Manager」で、圧縮したページをメモリ内に集積するcompression store(「圧縮保存」の意)という新しいコンセプトを導入した。プロセスあたりで使用するメモリの量を削減するもので、OSが物理メモリで維持できるアプリの数を増やすことで、レスポンスを改善できる。また、「Start」「Action Center」「Title」バーでのカラーオプションも強化されている。
同ビルドではモバイルホットスポットが機能しないなど、既知の問題もある。
Windows Insiderプログラムの参加者は、最新のビルドに自動的に更新される。Windows Updateから手動でアップグレードすることもできる。
MicrosoftのWindows Insiderプログラムを統括するGabe Aul氏のブログによると、Windows 7または8.1を搭載するPCで最新のWindows 10 Insider Previewsを利用したいユーザーは、まずはWindows 10にアップグレードする必要がある。その後、Insider Programにオプトインすれば、Insider向けのビルドを受け取ることができるという。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。