「Windows 10」、RTMから初のプレビュービルドが公開

Mary Jo Foley (Special to ZDNET.com) 翻訳校正: 編集部

2015-08-19 11:07

 Microsoftは米国時間8月18日、Windows Insiderプログラムで「Fast」(高速)リングに設定しているユーザー向けに、最新の「Windows 10」プレビュービルドを配信した。

 最新のプレビュービルドはPCとタブレット向けで、ビルド番号は10525となる。7月15日にInsiders向けに公開したRTM版のビルド番号は10240だった。

 ビルド10525は、Windows 10のSaaS(ソフトウェア・アズ・ア・サービス)戦略に沿った最新のプレビューとなる。Windows 10向けの次のマイルストーンは、新機能とバグ修正を集めたもので「Threshold 2」として知られる。Threshold 2は10月にリリースされると予想されている。

 ビルド10525でMicrosoftは、「Memory Manager」で、圧縮したページをメモリ内に集積するcompression store(「圧縮保存」の意)という新しいコンセプトを導入した。プロセスあたりで使用するメモリの量を削減するもので、OSが物理メモリで維持できるアプリの数を増やすことで、レスポンスを改善できる。また、「Start」「Action Center」「Title」バーでのカラーオプションも強化されている。

 同ビルドではモバイルホットスポットが機能しないなど、既知の問題もある。

 Windows Insiderプログラムの参加者は、最新のビルドに自動的に更新される。Windows Updateから手動でアップグレードすることもできる。

 MicrosoftのWindows Insiderプログラムを統括するGabe Aul氏のブログによると、Windows 7または8.1を搭載するPCで最新のWindows 10 Insider Previewsを利用したいユーザーは、まずはWindows 10にアップグレードする必要がある。その後、Insider Programにオプトインすれば、Insider向けのビルドを受け取ることができるという。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    「デジタル・フォレンジック」から始まるセキュリティ災禍論--活用したいIT業界の防災マニュアル

  2. 運用管理

    「無線LANがつながらない」という問い合わせにAIで対応、トラブル解決の切り札とは

  3. 運用管理

    Oracle DatabaseのAzure移行時におけるポイント、移行前に確認しておきたい障害対策

  4. 運用管理

    Google Chrome ブラウザ がセキュリティを強化、ゼロトラスト移行で高まるブラウザの重要性

  5. ビジネスアプリケーション

    技術進化でさらに発展するデータサイエンス/アナリティクス、最新の6大トレンドを解説

ZDNET Japan クイックポール

注目している大規模言語モデル(LLM)を教えてください

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]