「Google Docs」ではこれまでも音声によるテキスト入力をサポートしてきたが、これがさらに強化され、音声によって、ドキュメントの編集や書式設定が行えるようになった。
今回追加された機能は、検索大手である同社が「Android」で既に確立している音声認識技術を基盤としている。
ブログ投稿によると、「Chrome」からDocsを利用するユーザーはツールメニューの「Voice typing」(音声入力)を選択すると、新機能にアクセスできるという。コマンドは単純明快で、「コピー」「切り取り」「貼り付け」「ハイライト」といった音声コマンドが用意されている。音声コマンドの全一覧は、Googleのヘルプドキュメントに記載されている。
Google DocsにおけるVoice typingは、複数の方言やアクセントに対応する。
主な特徴を以下に簡単にまとめる。
- 音声コマンドに対応している言語は英語のみ。アカウントの言語とドキュメントの言語は両方とも英語にする必要がある。
- テキストを選択するためのコマンドとして、「select next character」(次の文字を選択)「select next line」(次の行を選択)「deselect」(選択を解除)など複数のバリエーションが存在する。
- 配置用の音声コマンドは、「左揃え」「右揃え」「中央揃え」「両端揃え 」と単純明快である。
- 文字書式の設定には、太字、取り消し線、下線といった基本的なコマンドが用意されている。ハイライト表示は複数の色が適用可能だが、デフォルトは黄色である。
- 表の追加も簡単にできるようだ。
- ただしドキュメント間の移動は、マウスで操作する方が適しているかもしれない。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。