Slack Technologiesは、同社が手がける職場用コラボレーションプラットフォーム「Slack」でやり取りされるメッセージのインタラクティブ性を強化する目的で、新たなメニューを追加した。このメッセージメニューにより、ユーザーはクリック可能なドロップダウンメニューを使って、より複雑なワークフローをSlack内で完了できる。
今や1日あたり500万人のアクティブユーザー、150万人の有料ユーザーを抱えるSlackは、このメッセージメニューは以前に実装したメッセージボタンをベースに構成されていると述べた。2016年に追加されたメッセージボタンにより、ユーザーはSlack内でアプリの決まったタスクを実行できる。
新しいメニューも大体同じような働きをするものの、より細かい意思決定のための多数の選択肢を、メッセージのattachmentで設定することができる。
Slackはブログの投稿で、次のように説明している。「場合によっては、業務を別のユーザーに引き継ぐ際、次のアクションをさまざまな選択肢から選ぶ必要があるだろう。選択肢の例は、オーナーの割り当て、カテゴリの選択、ステータスの更新などだ。そのような状況で、メッセージメニューが役に立つ」
Slackによると、メッセージメニューの特徴は、ユーザーが大きなデータセットをやり取りする際に支援できる点だという。具体的なデータの例は、会社のデータベースにある見込み客リスト、国コード、社内ヘルプデスクからのITチケットなどだ。つまり、メッセージメニューの機能により、本来なら完了まで複数の操作を必要とするタスクを、Slack内で能率化できるということだ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。