Dell EMCは米国時間5月8日、「Dell EMC World」で「PowerEdge」サーバの最新ポートフォリオを披露した。この新しいポートフォリオは、インテリジェントオートメーションや統合されたセキュリティなどを提供するという。
同社によると、レガシーなデータセンターテクノロジは「デジタル変革」の過程にある企業のニーズを満たせるだけの俊敏性と柔軟性、効率性を備えていないという。
Dell EMCのサーバソリューション部門担当プレジデントを務めるAshley Gorakhpurwalla氏は、「今日のデジタル経済では、テクノロジはビジネスと同じ速度で変革して、新しいアプリケーションの開発およびデプロイ、リソースの最適化、理想的な顧客体験の提供を行わなければならない」と述べ、新しいサーバ群を現代のデータセンターの「基盤」と評した。
新しいPowerEdgeサーバ群は、Intelの「Xeon Processor Scalable」ファミリを搭載し、ストレージおよびデータセンターアプライアンス、ハイパーコンバージドアプライアンス、ラック、対応ノード、バンドルや、その他のDell EMCソリューションにも組み込まれる予定だ。
新しいDell EMC PowerEdgeサーバポートフォリオは、NVMe低遅延ストレージの性能が強化されている。また、ワンクリックのBIOSチューニング機能により、高負荷ワークロードをより迅速にデプロイすることが可能だ。
Dell EMC PowerEdgeポートフォリオには、新しいハードウェアおよびシステムレベルのセキュリティ機能も組み込まれている。迅速な検知が可能になっており、不正なまたは不慮の変更を防止することができる。System Lockdownという機能は、セキュリティ脆弱性を作り出して機密データを危険にさらすような設定変更を防止するという。
「SecureBoot」や「BIOS Recovery」機能、「iDRAC RESTful」APIなども、攻撃に対する防御能力を高める。また、システム消去機能は、サーバの使用を終了するときに、ユーザーデータをドライブから消去、または全ての不揮発性メディアからデータを消去する。
Dell EMC PowerEdge R730ラックサーバ
提供:Dell EMC
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。