General Electric(GE)は米国時間10月24日、傘下のGE Digitalにおけるエッジtoクラウドテクノロジおよび産業用アプリケーションの拡充を発表した。
これには、産業用IoT(IIoT)向けプラットフォーム「Predix」の新たなエッジ機能が含まれている。これら新機能によって、接続性やレイテンシにまつわる問題のほか、規制などの制約を抱えている企業に対して、ネットワークのエッジ部分でのアナリティクスの実行やアプリケーションの配備に向けた道が開かれるとGEは述べている。こういった拡充には以下のようなものがある。
「Predix Edge Manager」は、単一コンソールから最大20万台の接続デバイスを管理できるようになった。また、「Predix Machine」という新機能によって、マイクロサービスベースのアプリケーションを顧客の仮想化されたデータセンターのエッジ部分で実行できるようになった。
さらに、「Predix complex event processing」によって、極めて低いレイテンシでアナリティクスやその他のイベント処理をより高速かつ効率的に実行できるようになる。この新しいエッジ機能は2018年第1四半期から提供が開始される。
これらに加えてGEは、「Microsoft Azure」パブリッククラウドプラットフォーム上でPredixを利用可能にする計画についても発表した。GEによると、Microsoftとのパートナーシップは「データ主権やハイブリッド機能、先進的な開発者向けサービスやデータサービスを含むMicrosoftの世界的なクラウド基盤上でもPredixを利用できるようにする」ものだという。
またGEは、リアルタイムデータや履歴データを利用し、ポンプやバルブなど産業用ハードウェア資産のパフォーマンスを監視する「Operations Performance Management(OPM)」ソフトウェアを発表した。「Asset Performance Management(APM)」を補完するものだという。
GEはさらに、「Field Service Management」スイートのアップデートを発表した。高度なアナリティクスをサービスオペレーションにもたらすためのものだ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。