Appleの「App Store」でリリース前のアプリを予約注文できるようになった。開発者が設定したアプリが対象となる。同社が米国時間12月11日に明らかにした。
予約するとリリース時に通知が届き、自動的にアプリがデバイスにダウンロードされる。有料アプリの場合はリリースされてからダウンロード前に請求される。App Storeや「iTunes」の設定から予約をキャンセルすることも可能だ。
対象となるのは、「iOS 11.2」以降、「tvOS 11.2」以降、「macOS 10.13.2」以降のいずれかを搭載するデバイス。
開発者は以下の手順で、アプリの予約を受け付けられるように設定できる。
- 「iTunes Connect」のホームページから「マイApp」をクリックしてアプリを選択し、左の列の「価格および配信状況」を選択。App Storeでそのアプリを公開したことがない場合、「予約注文」セクションが表示される。
- 「予約注文を利用可能にする」を選択し、ダウンロード用にリリースする日を選択、右上の「保存」をクリック。リリース日は2日後~90日後の間で設定する必要がある。
- アプリを審査に提出する。
- アプリが承認され、予約注文できるようにする準備が整ったら「価格および配信状況」に戻り、アプリをダウンロード用にリリースする日を確定し、右上の「予約注文としてリリース」をクリック。
開発者は、予約注文の期間に新しいバージョンのアップデートを提出したり、価格や提供条件を変更したりすることもできる。価格を変更した場合、購入者には予約時の価格かリリース時の価格のいずれか低い方が請求される。