ベーシックのマーケティングツール「ferret One」が、セールスフォース・ドットコムが提供するマーケティングオートメーション「Salesforce Pardot」と、フォームの登録情報やウェブサイトの行動履歴データを連携できるようにする機能の提供を7月24日に開始した。
ferret Oneは、CMSやアクセス解析、メールマーケティング、フォーム作成、見込み顧客管理など、ウェブサイトの運用や集客に必要な機能を1つにまとめたマーケティングツール。
「ferret One」で設置したフォーム情報などが「Pardot」とデータ連携
Pardotは「Salesforce Sales Cloud」と連携して、企業のマーケティングを支援。企業はPardotを活用することにより、新たな見込み客を発掘し、最適なタイミングでパーソナライズしたコンテンツを届けることで、顧客の興味を醸成し、確度の高い案件をすばやく営業チームと共有できるという。
今回、ferret Oneで作成した、ウェブサイトを訪問するユーザーの行動履歴データやフォームの送信情報をPardotと連携することで、自動的にデータが反映される。データのエクスポートやインポートの工数を必要とせず、作業に必要な時間とコストを削減する。
デジタルマーケティングの急速な拡大に伴い、企業の生産性向上を目的としたテクノロジ活用の機運が高まっている。一方で、多くの企業がデジタルマーケティング人材の不足に直面しており、自社ウェブサイトの作成や運用において専門知識を必要としないツールや、ウェブサイトに訪問した顧客ごとの属性や行動に合わせたコミュニケーションの自動化などの需要が増加しているという。