ITサービスベンダーのオプティム(港区)は3月15日、開発、提供するモバイルデバイス管理(MDM)サービス「Optimal Biz 9.6.0」を発表した。Windows端末向けに「SIM抜き差し監視機能」を提供。3月14日から利用可能で、厳格な端末管理ができるという。
企業が支給する正規のSIMが抜かれる、または許可されていないSIMが挿入された場合に、独自のロック画面を表示。Windows端末を操作できない状態にするという。1台につき月額税別価格500円で提供している「Windows基本機能」を契約するユーザーが利用できる。

機能イメージ(出典:オプティム)
テクノ・システム・リサーチ(千代田区)の「2018-2019年版エンドポイント管理市場のマーケティング分析」によると、67%の企業がSIMスロット搭載ノートPCを導入済み、または導入予定があるという。

2018-2019年版エンドポイント管理市場のマーケティング分析より抜粋(出典:オプティム)
在宅勤務やモバイルワークなど、場所を選ばず利用できるノートPCや2in1への投資が増加傾向にあり、ユーザーにとって難しい通信設定を簡略化できるSIMスロット搭載ノートPCへの関心が高まっているが、貸与したSIMを抜き私物のSIMに入れ替えると、回線側のウェブフィルタリングや閲覧履歴収集などのセキュリティ対策の抜け道となるとしている。