NECパーソナルコンピュータ(千代田区、NECPC)は5月14日、2019年夏モデルのノートPCを発表した。いずれも標準ソフトとしてOS「Windows 10 Home」、Officeソフト「Microsoft Office Home & Business 2019」を搭載。仕事、プライベートどちらでもPCを活用する“プロシューマ”向けの新ブランド「LAVIE Pro Mobile」など、3つのモデルをラインアップに加えるという。
PM750/NAR クラシックボルドー(出典:NECPC)
LAVIEブランドのフラッグシップモデルになるというPro Mobileは、約20時間駆動、1時間で約8割までの急速充電に対応するという。13.3型ワイドのフルHD(1920×1080)、IPS方式のノングレア液晶を搭載する重さ約837gのボディとなり、外形寸法は約307.8mm(幅)×215.7mm(奥行)×15.5mm(高さ)。液晶カバー(天面)に東レ(中央区)が開発したカーボン素材を採用し、従来に比べ約2倍の点加圧耐性、ねじれ剛性があるとしている。カラーはメテオグレー、クラシックボルドー、フレアゴールドの3つ。
時間比較(出典:NECPC)
ストレージはいずれもPCI Express(PCIe)対応のソリッドステートドライブ(SSD)を搭載し、ハードディスクドライブ(HDD)に比べ起動時間を約2.1倍高速化したという。SSDが512GBでCPUが第8世代のCore i7-8565U(1.80GHz)の「PM750/NA」シリーズ、SSDが256GBでCore i5-8265U(1.60GHz)の「PM550/NA」シリーズの2つを展開する。
電源ボタンは指紋認証機能を搭載。キーボードのキーと筐体の隙間は3mmから2.2mmと狭め、キーのサイズを10%拡大したという。静音性を向上、指紋の付着や印字の摩耗を防ぐプレミアムUVコーティング剤の塗布など、長時間の仕事でも快適に文字入力できるとしている。
隙間を狭めたというキーボード(出典:NECPC)
搭載するヤマハ(浜松市中区)のサウンドシステム「AudioEngine」では、PCのスピーカー特性を最適化、人の音声領域音を強調するミーティングモードを新たに追加。テレワークやコワーキングスペースからのウェブ会議参加頻度が多いユーザを想定したという。
5月16日から販売し、価格はオープン、市場想定価格は18万9800円から。直販サイト「NECダイレクト」ではWindows 10 Pro、LTE、軽量なMバッテリ、タッチパネル、1TBのSSD、メモリ16GBなど、様々なオプションを選択できるとしている。