NECネクサソリューションズは、ウイングアーク1stのビジネスインテリジェンス(BI)ツール「Dr.Sum」とBIダッシュボード「MotionBoard」を組み合わせ、営業の活動情報を可視化することで予算達成のための施策を着実に実行していく体制を築いている。ウイングアーク1stが7月9日に発表した。
NECネクサソリューションズでは、営業支援システム(SFA)から抽出した営業情報をDr.Sumに集約し、予算・実績、施策の実行状況などをMotionBoardで可視化することで、営業担当者がどのプロセスで立ち止まっているのか、といった問題の気付きを迅速化し、事実に基づいたコミュニケーションの円滑化、会議資料作成の工数削減などに役立てる。
ダッシュボードイメージ(出典:ウイングアーク1st)
ダッシュボードには施策、受注、売上、ターゲット顧客のカバー率などのデータが可視化されている。現在、営業部門のマネージャーやリーダークラスを中心に約100人が日常的にダッシュボードを閲覧する。
同社では、SFAツールを使って顧客や案件に関する情報を管理していた。しかし、見込み案件や予算、プロモーション、コンタクト履歴など、営業活動のあらゆる情報を集約するとともに基幹系の実績データとも連携し、より精緻な予実管理やパイプライン管理を実現することを目指していた。
今後は、MotionBoardの対象ユーザーを拡大し、営業担当者に向け、自分の実績や施策の進捗状況を簡単に確認できるダッシュボードを提供していく。またあらゆる会議体やミーティングの場面に組み込んでいき、部門内のコミュニケーションや戦略策定の共通基盤となるダッシュボードを整備していくことを計画している。