NECネクサソリューションズは3月4日、中堅企業向けに「IT部門運営支援サービス」を4月から提供すると発表した。
多くの人材をIT部門に配置することなく、ITを有効活用できるように支援することで企業経営を支えるサービス。従来型の要員派遣による人材支援や一時的なコンサルティングだけではなく、ITの専門家が組織的、継続的にIT部門の課題を解決し、経営に貢献できるようにする。
価格はベーシックサービスが月額20万円から、ベーシックサービスと合わせて利用するアドバンスドサービスが月額50万円から(いずれも税別)。今後3年間で、100社への販売を目指す。
ITの運用には広範囲な知識と専門性が求められるが、中堅企業においてはIT部門の人材確保が困難な状況にあり「最新のITスキルを有した人材がいない」「ITに高額なコストをかけたくない」「運営を専門家に任せたい」という課題やニーズが顕在化している。こうした課題やニーズに対応するため、組織的かつ継続的なサービスとして提供する。
サービスの特徴は以下の通り。
ベーシックサービス
IT部門の運営に関する相談やアドバイスをユーザー企業の立場で実施する。週1回2時間の定期的な打ち合わせを実施。以下のサービスを主体としてユーザーと共に検討し、アドバイスや情報を提供する。
- 現状分析 As-Is
- 企画/計画検討支援
- IT定常業務運営支援
- システム構築・サービス導入マネジメント支援
- 調達支援
- 社内教育啓蒙支援
- ITアドバイザリー
・チームでユーザーをサポート
・打ち合わせ場所は、原則としてユーザーのオフィス内
・打ち合わせの追加開催の要望があれば、ユーザーの必要とするタイミングで別途対応可能
アドバンスドサービス
アドバンスドサービスは、ベーシックサービスに加え、ユーザー企業のIT部門長の補佐として、専門家がユーザー先にてIT部門運営支援業務を実施する。