TIS、AI-OCR活用の前処理を自動化する「帳票振り分けAIサービス」を提供

NO BUDGET

2019-11-20 19:13

 TISは、複数の帳票フォーマットを人工知能(AI)で自動振り分けする「帳票振り分けAIサービス」を提供した。

 このサービスは、これまで帳票を識別する際に必要だった認識コードの付与などをすることなく、独自のアルゴリズムにより高精度に帳票の振り分けができる。

 振り分けのために煩雑な設定は必要なく、サンプル帳票を1枚アップロードするだけで振り分けの設定が完了する。フォーマットを判定するため、フォーマットの特徴(表・タイトルなど)を画像処理技術で自動的に抽出し、マッチングを行う独自アルゴリズムを採用している。FAX画像のようにノイズや歪みがある場合でも、適切に特徴抽出・マッチングが行えるという。

 AI-OCR(AIを付加した光学的文字認識技術)とRPA (ロボティックプロセスオートメーション)製品を組み合わせた自動化シナリオにも対応可能。FAXサーバーに届いた帳票を印刷することなく直接PDFで出力し、「帳票振り分けAIサービス」で振り分けてAI-OCRをRPAにつなぐ。

 今後同社では、「帳票振り分けAIサービス」をCogent Labsが提供するAI-OCRエンジン「Tegaki」やRPAと組み合わせ、金融、保険、不動産、サービス業などの申込書類といった手書き書面を多く取り扱う業界向けに提供していく。

 税別価格は導入費用が10万円からで、月額利用料が10万円。最短3日間程度で導入できるという。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    セキュリティ対策で注目の「OSINT」、自組織の防御に役立つ基礎知識と活用方法を解説

  2. セキュリティ

    攻撃者は侵入ではなく“ログイン”する、エンドポイントとアイデンティティセキュリティを連携すべき理由

  3. モバイル

    目前の「Windows 10」サポート終了、「Windows 11」への移行負担を解消する最適解とは

  4. セキュリティ

    こんなにあった!従来型SIEMが抱える課題──次世代SIEMに必須の“8つの要件”とは?

  5. ビジネスアプリケーション

    データリーダーが知っておくべき、AI活用の投資対効果を高める「実効性のある戦略策定」の進め方

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]