大日本印刷(DNP)は東京都の自治体に対し、東京都教育委員会推奨の教材「東京ベーシック・ドリル」を用いた自宅学習支援サービスを無償提供している。5月18日から利用申し込みを随時受け付けており、自治体は利用開始日から8月31日まで無償で利用可能。既に荒川区と狛江市への提供が決定している。
同サービスでは、DNPが開発した学習基盤「リアテンダント」が活用されている。リアテンダントは学習データを一元管理できるサービスとして、既に多くの学校で個別最適化された学習指導に用いられているという。
教員は、自宅での児童・生徒の学習結果をリアテンダントの画面で見ることができ、自宅学習時のメールや電話でのフォロー、分散登校時の適切なアドバイスや学習状況を踏まえた授業準備などに活用することが可能。自宅学習の状況も記録できるようになったため、今後は学校と自宅での学習データを活用し、より深い学習状況の把握や評価につなげることが可能になるとしている。