筆者の使用ブラウザーはもっぱら「Google Chrome」である。Google Chrome以外での動作確認が必要なときを除き、他のブラウザーを使うことはほぼない。非常に直感的な操作感で、軽快に使えるというのが、Google Chromeを好む大きな理由だ。
自分にとって使いやすいブラウザーを選ぶと、仕事の効率は上がると思われる。リサーチをしたり、画像加工をしたり、ドキュメントを作成したり……ブラウザー上で私たちは日々いろいろな業務を行う。
だからこそ、皆さんの仕事の質を上げてくれると思われるGoogle Chromeを心からお勧めしたい。本連載では、業務効率化・合理化に役立つGoogle Chrome便利技を3つずつ4回にわたって紹介する。今回はその第3回目で、PCで使う場合を想定。
1.ブックマークを整理し、情報にアクセスしやすい状態を整える
Google Chromeではウェブページをブックマークに追加しやすい。特定のウェブページを開き、URL横にある☆をクリックするだけでいいのだ。だが、ブックマークしやすいことから、いろいろなウェブページに☆をつける中で、ブックマークが増えすぎたから整理したい……そんなことはないだろうか。
そこで使いたいのが「ブックマーク マネージャー」の機能だ。Google Chrome上部の3つの丸が縦に並んだボタン→「ブックマーク」→「ブックマーク マネージャー」をクリック。
すると、ブックマークしたウェブページがフォルダごと一覧表示される。ドラッグアンドドロップでフォルダやウェブページを移動することも可能。
ウェブページ横にある3つの丸が縦に並んだボタンをクリックすると、特定のウェブページをブックマークから削除したり、新しいタブやウインドウで開いたりすることもできる。
ブックマークしたウェブページを整理したいときは、ブックマークバーから作業するよりも、この機能を使う方が圧倒的に効率よく進む。頭の片隅に知識として置いておくといいだろう。
2.シークレット モードを活用し、履歴を残さない形で閲覧する
Google Chromeで閲覧履歴を残したくない。検索する内容によっては、そう思うこともあるだろう。そんなときは「シークレット モード」を活用したい。
まず、Google Chrome上部の3つの丸が縦に並んだボタン→「新しいシークレットウインドウ」をクリック。すると新しいウインドウが開き、そこに以下のようなテキストが表示される。
「現在、シークレット モードで閲覧しています。あなたのアクティビティは、このデバイスを利用する他のユーザーには表示されません。ただし、ダウンロードしたファイルとブックマークは通常どおり保存されます」
この場合、ブックマークはいつも使っている、自分のアカウントでログインしたGoogle Chromeから引き継がれ、シークレット モードでのウインドウからも参照可能だ。
シークレットモードで閲覧すると、Google Chromeには閲覧履歴やCookieとサイトデータ、フォームに入力した情報などは保存されない。
ただし、訪問先のウェブサイトや雇用主・学校、利用しているインターネット サービスプロバイダには、閲覧履歴が知られる可能性はある、と知っておきたい。
3.閲覧履歴を消去し、履歴を残さない形で閲覧する
Google Chromeで閲覧履歴を抹消したい。検索した内容によっては、そう思うこともあるだろう。そんなときは「閲覧履歴を消去」を活用したい。
まず、Google Chrome上部の3つの丸が縦に並んだボタン→「その他のツール」→「閲覧履歴を消去」をクリック。すると「閲覧履歴データの削除」画面の「基本設定」に切り替わる。
「閲覧履歴」に「Cookieと他のサイトデータ」「キャッシュされた画像とファイル」にチェックが入っている。データを削除したい期間を指定し、下の「データを削除」をクリックすると、履歴が削除される。
「詳細設定」のタブに切り替えると、「閲覧履歴」に「Cookieと他のサイトデータ」「キャッシュされた画像とファイル」の他、「キャッシュされた画像とファイル」「パスワードとその他のログインデータ」も削除できる。
第4回に続く。