デルとEMCジャパンは6月29日、エッジコンピューティング用のサーバー新製品「Dell EMC PowerEdge XE2420」とサーバー管理でテレメトリーデータストリーミング機能を追加する「Dell EMC iDRAC9 Datacenter」ライセンスを発表した。
Dell EMC PowerEdge XE2420は、奥行きが浅いコンパクトサイズのサーバーで、配置スペースが限られるエッジ環境に典型的な運用環境向けにデザインされているという。最大4つのアクセラレーターとサーバー当たり92テラバイト容量の内蔵ストレージを追加できる低遅延の2ソケットシステムになる。また、NEBS(Network Equipment-Building System)に認定され、動作温度に対して高い許容度を備えるほか、オプションで防塵フィルターベゼルも利用できる。フロントアクセス式の入出力と電源を備え、現場の保守作業を容易にしている。
Dell EMC PowerEdge XE2420
「iDRAC 9 Datacenter」ライセンスは、リモートでのエッジ環境の展開やセキュリティの確保といった運用要件を満たし、マニュアル作業に比べて初期設定後の管理者による管理時間をサーバー当たり最大99.1%軽減できるという。ストリーミングテレメトリー機能でインフラ運用での傾向を把握したり、オペレーションの微調整や予測分析を行ったりすることでピーク時のパフォーマンスを確保しつつダウンタイムやリスクを削減する運用を支援する。
税別価格はDell EMC PowerEdge XE2420が140万1775円から、Dell EMC iDRAC9 Datacenter9万4000円からで、ともに7月1日から提供する。