IT企業の年頭所感

多様な利用環境に適応したサイバーセキュリティを支える企業に--マカフィー・田中社長

ZDNET Japan Staff

2021-01-08 09:30

 2021年に向けたIT企業のトップメッセージや年頭所感を紹介する。

マカフィー 代表取締役社長 田中辰夫氏

 2020年は、世界中がコロナ禍に見舞われ、生活様式が一変した年となりました。個人生活ではオンラインの活用が、勤務体系ではリモートワークが浸透し、デジタル化やクラウドへの移行が急激に進み、新たな課題が表出してきました。インターネットを介したさまざまなサービスが新たに提供され、サイバーセキュリティ企業の責任がより増した1年でもありました。一方、当社マカフィーは、2020年10月22日に再び、NASDAQ市場に上場いたしました。

 2020年は新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響からクラウドの利用が急速に進んだこともあり、第1四半期(1~3月)ではクラウドサービスを標的とする脅威が630%も増加するなど、脅威トレンドにおいても新型コロナウイルスの影響が影を落としました。ニューノーマルな時代を迎え、リモートワークやBYOD(Bring Your Own Device:個人端末の業務利用)などがより一層進み、利用端末がどこに存在していたとしても、安全・安心に利用できる環境整備への必要性が高まっています。

 2021年も新型コロナウイルスの影響が続くことが予想され、クラウドの利用がより一層進むことが想定される中、お客さまの利用環境に適応したサイバーセキュリティ環境構築を支援するべく、一層の機能拡充を図ってまいります。

 マカフィーは、企業・団体のみならず個人の方までもが安全・安心にITの利用がかなう環境整備に貢献するために、世界中に広がる10億超のセンサーから集約される脅威情報、そこから得られる洞察を活かし、また、パートナーや業界各社と連携・協調し、「デバイスからクラウドまでを保護するサイバーセキュリティ企業」の理念の基、セキュリティの強化にまい進してまいります。本年もより一層のご高配を賜りますよう、お願い申し上げます。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    ChatGPTに関連する詐欺が大幅に増加、パロアルトの調査結果に見るマルウェアの現状

  2. セキュリティ

    迫るISMS新規格への移行期限--ISO/IEC27001改訂の意味と求められる対応策とは

  3. セキュリティ

    警察把握分だけで年間4000件発生、IPA10大脅威の常連「標的型攻撃」を正しく知る用語集

  4. セキュリティ

    いま製造業がランサムウェアに狙われている!その被害の実態と実施すべき対策について知る

  5. セキュリティ

    セキュリティリーダー向けガイド--なぜ今XDRとSIEMの違いを理解することが重要なのか

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]