富士フイルムBI、データ入力を効率化させるクラウドサービスを提供

NO BUDGET

2021-10-06 16:22

 富士フイルムビジネスイノベーション(富士フイルムBI)は、文書の読み取りから各種業務システムへのデータ登録まで、データ入力に伴う人の作業を効率化させる新しいクラウドサービス「ApeosPlus desola Technology by AI inside」の提供を開始した。

 同サービスは、デジタルトランスフォーメーション(DX)を加速する新しいサービスとして開発された。AI insideと技術協力し、同社の高い読取精度を誇るAI-OCR(人工知能を用いた光学文字認識)技術を採用している。

 OCR結果に関する目視確認前後の作業について、人手がかかっている部分を徹底的に自動化することで、データ入力業務全体の効率化を実現する。

※ApeosPlus desola Technology by AI inside で実現するデータ入力業務フロー

 紙文書や電子化されたイメージから、手書き・活字問わず文字情報を抽出し、業務に合わせた加工・チェック、業務システムへの情報登録、電子イメージの保管・管理までを一つのサービスで行う。これまで人手を介して行っていたOCR後のデータ加工処理(正規化、読み替え、計算など)を自動化することで、文書の

※ApeosPlus desola Technology by AI inside の特長

 紙文書・電子化されたイメージを問わず、複合機やウェブブラウザーなど、複数の手段でクラウド上のApeosPlus desolaに取り込む。取り込んだ文書中の文字情報を、手書き・活字問わずに抽出できる。

 抽出後のデータを、あらかじめ決められたルールに基づいて、データの読み替えや日付の確認、金額・数量などからの四則演算を自動で行う。例えば、記入漏れチェックや商品名から商品コードへの読み替え、納品日が正しいかの確認などが行える。

 抽出・加工・チェックした情報は、サイボウズの「kintone」や、OBCの「商奉行クラウド」など各種業務システムに直接登録が可能。また、証跡となる文書の電子イメージは、キーワードで検索できるよう、文字情報の抽出結果を属性として付与し、富士フイルムビジネスイノベーションのクラウドストレージサービス「Working Folder」へ直接保管し共有できる。利用価格は月額13万円 (税別)から。

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