軽量版「Azure Kubernetes Service」、11月にパブリックプレビュー版が公開へ

Mary Jo Foley (Special to ZDNet.com) 翻訳校正: 編集部

2022-10-14 10:04

 「Microsoft Azure」クラウドおよび「Azure Arc」クラウド管理プラットフォームは進化し続けている。これについては、米国時間10月12日から開催中の「Ignite 2022」カンファレンスで発表された製品群を見ても明らかだ。また、より多くのエンドポイントにおける「Kubernetes」コンテナーのサポート拡大も、分散型のクラウドからエッジに向けた道のりにおける重要な鍵となっている。

コンテナーのイメージ
提供:ZDNET

 Microsoftは同日、「Windows IoT」機器および「Windows」機器で動作する「Azure Kubernetes Service(AKS)」のパブリックプレビュー版を11月に公開すると発表した。発表では「AKS lite」と表現されているこの軽量版AKSは、「Windows 10 IoT Enterprise」あるいは「Windows 11 IoT Enterprise」が稼働するマイクロプロセッサー型式の機器やPC型式の機器で動作する。

 AKS liteは、WindowsとLinuxのワークロードを実行するために開発された、Microsoft独自のKubernetesディストリビューションであり、当初は「Project Haven」という開発コード名で「Build 2022」カンファレンスにおいて披露された製品だ。コンテナーはAzure Arcを用いて管理できる。

 MicrosoftのAzure Core担当コーポレートバイスプレジデントであるErin Chapple氏によると、同社の顧客におけるIT計画の多くの部分では、コンテナーの配備と管理が鍵になってきているという。Microsoftは、ユーザーがコンテナー上で実行するアプリを開発し、そのアプリの一部を切り出した上で、どのようなコンテナープラットフォームが稼働しているかにかかわらず(Azure上のパブリッククラウドであるか、Windows/「Windows Server」上であるか、IoT機器上であるかは関係ない)、そのプラットフォーム上に配備し、管理できるようにしている。

 同氏は「初期の(Azure)Arcは、どちらかと言えばオンプレミス環境を意識したものとなっていた。これにより(オンプレミス環境上の資産を)クラウド上で管理し、クラウドに接続するようになっていた」と述べた。しかし現在では多くの顧客が、「アプリケーションをすべての中心に据えている」と同氏は続けた。このため、さまざまな理由でアプリの一部はオンプレミスに残しておかなければならないものの、クラウド上で実行できる部分もそれなりにある。

 同氏によると、ワークロードのどの部分をどこで実行するのが最適かという問題は、しばしばそのデータに左右されるという。同氏は「例えば、人工知能(AI)モデルの訓練において、訓練データをすべてデータレイクに集積したくない、あるいはその必要がないとユーザーが判断したのであれば、エッジで実行した方がよいという選択もあるだろう」と述べた。

この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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