社内FAQシステム「Helpfeel Back Office」を提供するHelpfeelは2月16日、エンタープライズサーチ(企業内検索)に関する実態調査の結果を発表した。
調査結果によると、1日の中で社内情報(制度、ルールなども含む)を調べている時間は平均1時間5分だという。約20%が1時間半以上調べており、5.3%が4時間30分以上と回答した。
社内情報を調べた結果、自己解決できる割合は約23%に止まり、約77%が自己解決できていないと回答した。自己解決できなかった際の問い合わせ先として、「上司や同僚」がトップ(70%)で、「関連部署」が続いた(59.8%)。自己解決できなかった場合、他の社員にも業務負荷がかかり、会社全体の生産性を下げてしまう可能性が見て取れるとHelpfeelは述べる。
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「リモートワークを行うようになり、以前より社内情報が見つかりにくいと感じることはありますか」と質問したところ、リモートワークを週1回以上行なっている回答者の約54%が「リモートワークで以前より社内情報を見つけづらくなった」と回答した。
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社内の情報を見つけづらい、整備されていないことでストレスを感じた社員は約69%だった。「社内の情報が見つけにくい、整備されていないが故にトラブルに発展したことはありますか」との質問に対し、36.8%が「ある」「自分はないが聞いたことがある」と回答。社内情報をすぐに手に入れられない状況は、社員の不満を蓄積させ、トラブルにつながるリスクを高めるとHelpfeelは説明する。
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調査は、社内情報を検索・活用する際の課題感を明らかにするため、情報管理分野のデジタル変革(DX)が求められる従業員数2000人以上の規模の企業で働く400人を対象に実施。業務が複雑化し高度化する昨今、社員の持つ情報やノウハウを属人化させず、いかにスムーズに共有して会社の資産としていくか、関心が高まってきているとHelpfeelは説明する。