Wovn Technologies、「WOVN.copilot」提供--翻訳未経験者でも翻訳の評価・修正を可能に

河部恭紀 (編集部)

2023-05-12 14:40

 Wovn Technologiesは5月11日、「WOVN.copilot」の提供を発表した。Open AIが提供する「ChatGPT」との連携により、翻訳未経験者でも翻訳結果を評価・修正できるようになる。

 ウェブサイトの多言語化には「開発・翻訳・運用」の3つのステップがあるとWovn Technologiesは述べる。同社ウェブサイト多言語化ソリューション「WOVN.io」では、これら全てを効率化する機能を提供してきたが、翻訳と運用の部分に関しては、(1)ユーザー自身が翻訳結果を評価できない場合、致命的な誤訳があっても気付けない、(2)ページ数が多い場合、翻訳結果を評価したくてもしきれない、(3)全てを人力翻訳で対処しようとすると、膨大な費用と時間が必要となる、(4)デザイン崩れへの対応は、ウェブエンジニアによるCSS編集などが必要ーーといった課題があったという。

画像1

 WOVN.copilotを使って機械翻訳を実行すると、ChatGPTとの連携により訳文を「致命的なエラーの有無」「正確さ」「流暢さ」で評価する。その結果は管理画面上で確認でき、問題がある場合、該当箇所の指摘・修正提案が行われ、翻訳運用者による確認・承認を可能する。目的に応じたスタイルガイドにより、「ミスを認めない」「直訳などの読みにくさは多少許容し、代わりに速さを実現する」といったことも管理画面から調整できる。

画像2

 WOVN.copilotは、既存のサイトにスクリプトを1行挿入するだけ、または、翻訳プロキシーを設定するだけで多言語サイトの構築を可能にする。元サイトの更新を自動で検知し、自動で翻訳対象を選定して翻訳する。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]