バッファローは、宮崎日大学園中学校・高等学校が、中学・高校合わせて約1500人の生徒が快適に利用できる無線LAN環境を構築したと発表した。
同校は、先行して整備した中学棟の無線LAN環境が好評だったことを受け、高校でも同様の環境を構築。「Wi-Fi 6E(11ax)」対応アクセスポイントなどを導入し、全校生徒が1人1台タブレット端末を使用できる環境を整えた。
中・高全体のネットワーク構成
これにより、高校で導入するクラウド型の電子辞書やデジタル教科書もストレスなく利用可能になった。また、家庭科や美術などの科目でもタブレットを活用できるようになったという。さらに、授業支援型クラウドサービスによる画面投影や資料配布、提出物の回収などが可能になり、生徒の学習時間が増加した。
導入製品は、Wi-Fi 6E(11ax)対応の無線LANアクセスポイント「WAPM-AXETR」「WAPM-AX4R」、マルチギガ対応スマートスイッチ「BS-MS2016P」、光メディアコンバーター「BMC-GT-M550M2」。
導入製品
また、100台以上のWi-Fiアクセスポイントを含むネットワーク機器の保守・管理には、バッファローのリモート管理サービス「キキNavi」を導入し、異常発生時の迅速な対応体制も整えた。
中学棟には「WAPM-AX4R」25台、高校棟には「WAPM-AXETR」82台を導入。特に高校では、約1200人の生徒数に対応するため、混雑や干渉が少ない高速通信規格Wi-Fi 6E(11ax)対応を重視したという。
同校は中学棟での無線LAN環境の整備が成功したこともあり、高校でも同質化を図りたいと考えていたという。無線LAN環境を中・高全体で整えることで、毎月の通信費負担を抑制でき、端末の利用制限もなくせるため、1人1台端末を所持して授業を行う方針に転換した。
導入前の課題と導入後の効果