日本IBM、LANとSANを統合するブレードサーバ用拡張ボードを販売開始

日高彰

2010-01-21 22:09

 日本IBMは1月21日、ブレードサーバ「BladeCenter」用のオプションとして、1本のイーサネットケーブルに最大4つのネットワークを統合できる拡張ボード「BladeCenter Virtual Fabric アダプター」を発表した。価格は9万2400円、同日から販売を開始し、2月3日から出荷する。

 このボードをBladeCenterに搭載し、LANとSANのデータ転送を1本のイーサネットケーブルで同時に行えるFCoE/CEE対応スイッチ「BNT 10ポート 10Gb イーサネット・スイッチ・モジュール」と組み合わせて使用することでケーブルやアダプタ、スイッチなどネットワークを構成する部品数を減らすことができる。

 ネットワークの仮想化をハードウェアで実現するため、サーバ仮想化用OSに依存することなく物理ネットワークを削減できる。1ポートあたり最大4ネットワーク、ボード1枚あたり最大8ネットワークまでの同時接続に対応し、ネットワーク用部品数を最大75%、消費電力を最大で約1割削減することが可能だという。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    ランサムウェアが企業防衛の常識を変えた!被害防止のために今すぐ実践すべき「3つの対策」とは

  2. セキュリティ

    「侵入ではなくログインされる」脅威が急増、再構築が求められるアイデンティティ保護戦略とは

  3. モバイル

    デバイス管理でゼロトラストを実現、急成長したスタートアップが選択したMDMツール

  4. ビジネスアプリケーション

    三菱電機が挑む「組織横断価値創出」変革。既存システムを活かし、開発を加速するデータ連携の最適解

  5. セキュリティ

    ゼロトラスト時代だからこそ改めて考えたい、セキュリティの基本原則「多層防御」アプローチ

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]