オージス総研とSAPジャパンは1月7日、業務プロセスを可視化、簡素化して継続的に改善するビジネスプロセス管理(BPM)ソリューション「SAP NetWeaver Business Process Management(NetWeaver BPM)」を使った協業を開始したことを発表した。両社は、協業を通じて企業のBPM導入を促進し、BPMビジネスの強化を図る。
オージス総研は、SAPジャパンの協力を得て、技術や経験を蓄積する「SAPコンピテンスセンター」を設置し、NetWeaver BPM導入支援体制を確立する。ユーザー企業内部での人手を介したバックオフィス業務をNetWeaver BPMで効率化して、コスト削減を目指す。オージス総研は、SAPジャパンでNetWeaver BPMの開発や検証に関連した支援を行うと同時に、オージス総研内で構築ノウハウを蓄積し、ユーザー企業にサービスとして提供していく。
オージス総研は、2009年1月から5人のNetWeaver BPM導入専門チームを設置。このチームは、ユーザー企業のBPM導入で必要となるビジネスプロセスの分析からモデリングなどのシステム開発の上流工程からサービスの定義、実装といった統合的な取り組みの実現を支援する。
さらに経営支援のためにビジネスプロセスを設計できる専門要員、NetWeaver BPM技術者の育成を進め、SAPジャパンと共同のマーケティングと営業活動からコンサルティングまでを包括的に提供していく意向だ。
オージス総研は、モデルベース開発で培ったガイドライン、モデルテンプレート、フレームワークをベースにBPM方法論を確立し、より効果的にBPM導入の分析、設計ができるようにする。また、NetWeaver BPMを早期に導入できる方法論として確立して上流のIT戦略策定から開発、運用までにわたる導入支援サービスを行う。