日本オラクルは7月29日、ビジネスインテリジェンス製品群の最新版「Oracle Business Intelligence 11g(Oracle BI 11g)」を発表した。
Oracle BI 11gは、リレーショナルOLAP(ROLAP)、多次元OLAP(MOLAP)、エンタープライズレポートを共通の技術基盤上に統合するソリューション。新たなOLAP分析機能は「Oracle Essbase」および一般的なデータソースに保存された階層データへのアクセスと利用を共通のインターフェースで実現する。
「Action Framework」では、業務プロセスやウェブサービスなどのアクションをダッシュボードから直接実行できる機能が提供さるほか、新たに「Oracle Scorecard & Strategy Management」が統合され、企業の戦略および目標と連動した指標やKPI(主要業績評価指数)の追跡を支援するという。
そのほか、Oracle BI 11gでは、オラクルのミドルウェア製品と統合することにより、より高度な機能を提供するという。例えば、エンタープライズポータル製品である「Oracle WebCenter Suite 11g」との統合により、異常時やイベント時の通知、リアルタイムでの分析の共有、共同での意思決定などが可能になるという。そのほか、検索製品である「Oracle Secure Enterprise Search」、統合運用管理製品である「Oracle Enterprise Manager 11g」などとの統合が行える。