さくらインターネットは、アストロ数理ホールディングスと協業し、大規模売り上げデータを瞬時に処理する分析サービス「さくらのセールスアナリシス powered by アストロ数理ホールディングス」の提供を4月6日から開始した。
店舗や販売時点情報管理(POS)システムからリアルタイムで集計するレシートなどの売上情報を高速に分析する。1億レコードを約1秒で解析処理できるという分析基盤を利用し、クロス集計やトレンド分析を担う。店舗別商品別の販売実績や顧客層別の販売実績などのレポーティング機能もある。
分析エンジンには、証券取引所や大手アパレルチェーンなどで25年以上の導入実績があるとしている、アストロ数理のインメモリデータベースシステム「Core Saver」を採用。より詳細なデータ分析、独自の顧客管理や基幹システムの導入などについては別途、アストロ数理が開発することも可能。
月額利用料金は、上限数が1000万レコードの「1000万レコードプラン」を2万円で提供する(4月30日までは無料)。同プランでは、1店舗あたりの月間売り上げが1700万円規模で10店舗を展開する飲食チェーン店の場合、約3年分の売り上げデータが分析可能だという。
さくらインターネットは5月に上限レコード数に応じた料金プランを拡充し、分析データをグラフで可視化できるダッシュボード機能を追加する予定。新料金プランは下記の通り。
プラン名 | レコード上限数 | 月額利用料金 |
---|---|---|
1000万レコードプラン | 1000万 | 2万円 |
3000万レコードプラン | 3000万 | 4万円 |
5000万レコードプラン | 5000万 | 6万円 |
7000万レコードプラン | 7000万 | 8万円 |
1億レコードプラン | 1億 | 10万円 |
開発中のダッシュボード画面(さくらインターネット提供)