ミロク情報サービス(MJS、是枝周樹社長)、フォーバル(大久保秀夫社長)、フォーバルテレコム(中島將典社長)の3社は、それぞれの顧客に対する製品の相互販売について業務提携を締結し、3社の強みを生かした中小企業向けソリューションの共同提供を5月から開始する。
MJSは、政府が推進するe-Japan構想を積極的に推進し、とくに「e-Japan戦略II」において先導的7分野として謳われている中小企業金融に注力している。そのなかで、中小企業金融を実現するための基盤となる中小企業のIT化において、さらなる整備を必要としていた。
同社は、今回の提携によって、約1万7000社の企業ユーザー、約8400の会計事務所ユーザー、およびその会計事務所の顧問先約56万社の既存顧客に対し、定期的に巡回訪問する専門スタッフであるMRA(MJS ROUND ADVISER)を通じてフォーバルテレコムの「FTフォン」を提供する。これによって、中小企業のIT化進展に必要なブロードバンド環境の整備を3社共同で支援していく。
一方、フォーバルとフォーバルテレコムは、「FTフォン」ユーザーのブロードバンドの利活用を支援するブロードバンドアドバイザーを通じて、MJSの中小企業向け会計ソリューションである「ミロクのかんたん!シリーズ」「MJSLINKシリーズ」「MJS電子証明書」などの提供を行う。
また、フォーバルテレコムは、これらのサービスと「FTフォン」のワンビリング化、およびブロードバンドを通した活用支援を提供していく予定。
3社は今後、共同でセミナーを開催するなど、中小企業の通信インフラのIP化や、会計を始めとするソリューションの情報提供・支援を行い、中小企業のIT化を促進していく方針。