Samsung Electronicsなどの取り組みが奏功し、モバイル端末でエンターテインメントを楽しむための無線通信規格「WiBro」に注目が集まっている。
WiBroとは、携帯電話などのモバイル端末でテレビを見たり、インターネットを利用したりするのに使われる新興の無線ブロードバンド技術だ。 これまで、Samsungをはじめとする韓国の企業が、同規格の開発を進めてきた。
WiBroは、無線通信の標準規格WiMaxをベースに開発されている。WiMaxとは、Wi-FiやBluetoothなどの規格よりも広範囲な、数マイル規模のカバーエリアをもった無線通信規格。
Samsungによると、韓国企業各社はすでにWiBroの商用化に乗り出しているという。同社は12日、WiMax Forumの理事会メンバーに選出されたことも発表している。WiMax ForumにはSamsungのほか、Intel、富士通、Alcatelなどの企業も参加している。
WiBroの通信速度は700kbpsで、時速40マイル(約64キロメートル)の高速移動中でも途切れることなく通信できることが確認されている。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ