VoIP技術ベースのシステム開発・販売のスカイウェイブ(ロバート・ケリー社長)は4月15日、100%ソフトウェアのIP電話用構内交換機「SkyIP-PBX」の事業戦略を発表した。
2004年度のIP電話市場において同社は、販売シェアでNEC、シスコシステムズ、日立製作所に続いて4位。「全体の約10%を獲得したが、05年度はシェア2位を目指す」(ケリー社長)との意欲を見せている。IP-PBXは、「IT業界で今後10年間で最も注目される製品」として、さらに力を入れていく考え。
同社の主力製品のIP電話用構内交換機「SkyIP-PBX」は、100%ソフトでシステムを管理できることが競合他社製品との大きな違い。このため、ハードウェアの利用規模拡大にともない、導入コストを低減化できる利点がある。また、内線番号の設定や変更などは画面上で簡単に操作できる。少数回線の場合には、簡易パッケージ版で安価に導入することも可能。
同社は現在、IP-PBXなどの製品をネットワンシステムズ、日立インフォメーションテクノロジー、NECシステム建設、サンテレホン、KDDIネットワーク&ソリューションズ、INS・ソリューション、NTTドコモ、NTTエムイー、日本ストラタステクノロジーなどのパートナー経由で販売している。今後は、中小企業やSOHO向けにASPモデルの販売も積極的に行っていく方針。